TOPICS 01
気持ちのよい目覚めの大敵は、睡眠不足や睡眠の質の低下、体内時計の乱れなど。これらを防ぐには、“睡眠の質の見える化”が欠かせません。最近は、睡眠時間や眠りの深さ、心拍数などを記録するウェアラブルデバイスが登場。こうした機器には体の動きを検知する加速度センサーや、睡眠中の心拍数を計測する光学式心拍計などの技術が使われています。
TOPICS 02
寝るときの衣服も睡眠の質に影響します。ある研究によれば、ジャージやスウェットで寝るより、パジャマに着替えたほうが寝付くまでの時間が短くなり、途中で起きる回数が減るという結果が出ています。また、パジャマの生地の違いで布団のなかの温度や湿度が変わり、睡眠の質に影響するという研究も。こうした研究が、スッキリとした目覚めを支えているのです。
FUTURE
AI搭載の睡眠モニタリングシステムが睡眠データを解析して最適なタイミングを判断し、アラームを鳴らすようになるかも。また遮光カーテンや光を調節するスマート照明がシステムと連動して、朝日を自然に寝室に取り入ることも可能に。ナノテクノロジーを応用した高機能繊維が登場し、パジャマも変わるはず。暑さ、寒さに合わせて自動的に暖かさを調整するようになるでしょう。
TOPICS 01
寝ぐせとは、髪を構成するアミノ酸が結合して髪の毛の形が崩れてしまった状態。この結合を切るのが、水分やスタイリング剤のアルコールです。ヘアブラシとドライヤーで髪型がキマるのは、乾燥してアミノ酸が再結合するから。アミノ酸は肌や筋肉の構成要素でもあり、アミノ酸を使った石鹸、シャンプー、化粧水は低刺激で、合成化学物質に比べて環境にも優しいと言われます。また、原料となる水質も大事な要素です。
TOPICS 02
ブラシを高速で振動させて歯の汚れを落とす電動歯ブラシ。毛先が触れていない部分にも振動が届く「音波」や、細菌のつながりを断ち切る「超音波」を発生させる技術が使われているものもあります。また、歯が溶けて虫歯になるのは化学反応そのものです。歯磨き粉に含まれるフッ素には、この化学反応を防いだり、元に戻したりする働きがあります。
FUTURE
もし、液晶ディスプレイやAIが組み込まれた鏡「スマートミラー」が生まれれば、髪の水分量や分子構造を瞬時に分析、ベストなヘアケア方法やスタイルをミラー上に表示します。歯ブラシにセンサーやAIが搭載されると、磨く位置、強さ、回数などのデータを収集、その人の癖に合わせて磨き方をアドバイスするでしょう。また、ヘアスタイリングも歯磨きも、自動で行うデバイスが登場するかもしれません。
TOPICS 01
通学路に並ぶ戸建て住宅やマンション。建築、建設には熟練した技術や安全性の確保が必要ですが、近年はこれらの課題をロボット技術が解決しつつあります。コンクリートの流し込み、鉄骨の溶接など、重いものを高所でも扱う作業の一部をロボットが担っています。断熱材や太陽光発電の進化により、建物内でのエネルギー消費量も抑えられるようになりました。
TOPICS 02
人や車がスムーズに流れるように考えられた路線位置(ルート)や道幅、遠くからでも見やすい信号機のランプ、雨の日でもすべりにくい舗装など、毎日通っている何気ない道路にも工学の技術が詰め込まれています。同じく工学の技術でバッテリーが小型化してスタイリッシュになりつつある電動自転車は、通学をアシストしてくれる強い味方です。
FUTURE
歩行者や自転車通行者は、AR(拡張現実)案内システムが搭載されたゴーグルやコンタクトレンズを装着。天気や道路状況を加味した最適ルート、予想到着時間、バスや電車の運行情報を見ながら移動するでしょう。道路のアスファルトや建築物の特殊な素材や微生物が埋め込まれたコンクリートがひび割れ等を自動で補修し、各所に取り付けられたセンサーが異常を早期発見するしくみもできるかも。
TOPICS 01
電車は車体が重く、車輪とレールの摩擦が少ないため急には止まれません。停止位置にぴったり止まるのは、運転士の技術のほか、技術者による摩擦係数の計算、モーターの精密化、走行制御システムの高度化、そして、停止位置を示すホームの設計などがあってのことです。また、自動改札機にも工学の技術が結集。センサーや電子回路がICカードやスマホの情報を瞬時に処理し、運賃を計算して扉を開閉します。
TOPICS 02
日本では、電車の発車時間、各駅の通過時間、発着ホームなどの運航計画は、ダイヤグラムという図で表現されます。複雑な路線図上を多数の電車が行き交う地域では、その作成は容易ではなく、数学的手法を使って、安全性、利便性、効率などを考慮した計画を策定します。運行状況をモニタリングし、機械学習によって遅延を予測する技術も開発されています。
FUTURE
電車の動力には、超電導リニアや水素などCO2排出量の少ないものが採用され、加速性能や静音性も向上するはずです。運行状況によってAIがダイヤを柔軟に変更し、自動運転で走る各電車が、速度や行き先を柔軟に変更することも考えられます。乗客もAIの案内により、最適な電車に乗れるでしょう。自動改札に指紋認証や顔認証が導入されれば、ICカードやスマホを手に持たずとも通過できます。
TOPICS 01
教室の環境は、生徒の集中力に影響します。例えば机や椅子。学校によっては、人間工学に基づく、作業しやすい机や疲れにくい椅子を導入しています。温度も重要です。空調の導入が全国的に進んでいますが、機種によっては設備工学等の知見を生かし、センサーにより体感温度を推測して冷やしすぎを防ぐものや、窓を開けずに換気ができるものもあります。また、校舎そのものの材質で気温上昇を防ぐ技術も開発されています。
TOPICS 02
一人一台の端末と高速Wi-Fi環境が整備され、インターネットでの調べもの、クラウド上でのデータ共有、離れた教室同士での対話などが当たり前になりました。大型のタッチディスプレイである電子黒板を導入する学校も増えています。実現の背景には、端末の小型化、低価格化や、回線の高速化、安定化、液晶やタッチパネル技術の向上があります。
FUTURE
デジタル端末を通して収集された各生徒の学習状況をAIが解析し、一人ひとりに異なる教材が、随時提供されるのでは。教室は、個別に学習を進めたり、グループで議論をしたりする場になるので、その都度自由に動けるように、机や椅子は移動式になるでしょう。3Dホログラム技術が搭載された電子黒板、海外やミクロの世界を探検できるVRゴーグルなどの登場で、実習や実験の形も変わりそうです。
TOPICS 01
冷凍食品というと、どうしても味が落ちてしまうと思いがち。しかし、最近は急速冷凍技術の進化により、風味や鮮度、栄養を保ったまま、凍らせたり解凍したりできるようになりました。また、食品の味や見た目を向上させたり、保存性を高めたりする食品添加物は化学の知見をベースに開発されるものです。こうした研究はフードロスにも貢献しています。
TOPICS 02
最近のランチジャーは、保温性や機能性に優れたタイプが増えています。こうしたランチジャーに使われる軽量で保温性に優れた素材は、金属・材料工学や機械工学分野の熱力学による断熱・保湿技術の研究成果によるものです。また、抗菌加工が施されたお弁当箱は、おかずが傷んだりしないよう設計されています。
FUTURE
AIとIoTの技術が組み込まれたお弁当箱や水筒が生まれれば、食材の温度や鮮度をリアルタイムでモニタリングできるように。内蔵センサーが食品や飲み物の状態を解析し、最適な温度を自動調整してくれるかも。さらに、食材の消費期限やカロリー情報を通知する機能がついたお弁当箱が登場する可能性があります。お弁当箱の素材は超軽量で耐久性の高い材料に変わり、保温・保冷性がさらに向上するでしょう。
TOPICS 01
用を足した後に水を流せること、排せつ物が流れていく経路がちゃんとあること、これらは上下水道が整備されているおかげ。水道網は、土木工学の技術でつくられています。中でも、水をスムーズに供給できるようにするためのポンプや水路を扱う分野を、特に水理学、水道工学と呼びます。また、浄水や下水処理など、水をきれいにする技術は生物学や化学の守備範囲です。
TOPICS 02
衛生面や省エネへの配慮において、日本のトイレはトップレベルといわれています。便器をきれいに洗い流すには水量が必要ですが、少ない水量でしっかり流せる排水システムは、建築学、設備工学、土木工学の知見の結晶です。また、人が近づくと便器のふたが自動で開いたり、便座が温まったりするしくみは、材料工学、情報学等で扱われるセンサーによるものです。
FUTURE
排せつ物の色や成分から健康状態を確認できる「スマートトイレ」が普及しそうです。微生物の働きを利用して、排せつ物のにおいを除去したり、分解して肥料や燃料を取り出したりする技術が搭載される可能性もあります。水資源の節約や下水道管理コスト削減の観点から、トイレをはじめとする生活排水を家庭や地域単位で浄化し、生活用水や飲用水として再利用する設備も普及しているかもしれません。
TOPICS 01
効果的な筋トレやストレッチには、健康科学や運動生理学の研究に基づくメニューが不可欠です。適切な負荷と正しいフォームを知ることで運動の安全性が高まります。近年はウェアラブルデバイスを活用して、トレーニング中の心拍数、ランニングの距離やペース、ルートなどを記録するなど、先端技術によって効果的なトレーニングが可能になっています。
TOPICS 02
トランペットやホルン、ユーフォニアム――吹奏楽部の生徒が使う楽器には、音響工学と金属・材料工学の技術が取り入れられています。金管楽器にはメッキ加工が施されており、音色だけでなく、耐久性や見た目の美しさの向上にも貢献しています。楽器に用いられる金属にはいくつもの種類があり、その厚さ、重さによって音量や音色、演奏のしやすさが変化します。
FUTURE
吹奏楽部の練習では、AIが楽器の音色をリアルタイムで解析し、美しい響きになるようアドバイス。演奏時の姿勢や呼吸法も解析し、最適な演奏方法を教えてくれるでしょう。筋トレでは、スマートウェアが筋肉の動きや負荷をリアルタイムでモニタリング。その人に合ったトレーニングメニューを提案します。AIコーチロボットが開発され、指導員不足が解消されるかもしれません。
TOPICS 01
ファストフード業界は、適切に管理された森林の木材を使用した包装紙、植物由来のバイオマスプラスチック配合の容器、環境基準をクリアした農場で生産された小麦を使うなど、生物多様性を守る取り組みに力を入れています。生物多様性とは、多様な生物が多様なかかわり方をすること。失われると、食料や水の不足、環境汚染や災害の増加などにつながります。
TOPICS 02
香ばしい肉の焦げ目は、ハンバーグの魅力の一つ。焦げ目をつくる化学反応「メイラード反応」には未知の部分も多く、医療への応用、生成物質の有害性などの研究対象になっています。一方、畜産は大量の水資源が必要、かつCO2増加の要因でもあります。加えて人々の健康志向もあり、生物学、健康科学などの研究成果である代替肉をメニューに加えた店もあります。
FUTURE
お客さんの端末から注文データが調理場に通ると、ロボットが自動調理を開始。センサーとAIが焼き加減を調整し、商品は遠く離れた場所にもドローンが運んでくれます。実現すれば少人数で店舗を運営でき、人手不足が解消されます。肉の細胞を培養させた培養肉、ゲノム編集で生産を効率化した小麦や野菜を使う店も現れるでしょう。包装や食べ残しが循環利用されれば、廃棄物はゼロに近づきます。
TOPICS 01
天気予報の正確さを支えているのは物理学、数学、情報学の力です。地上観測所や気象レーダー、気象衛星が温度・湿度・風速・気圧・雲の動きなどのデータを収集。膨大なデータをスーパーコンピューターが気象予報モデルで解析し、未来の気象を予測します。このデータと実際の天気状況を予報官が比較して修正した情報が、みなさんの元に届いているのです。
TOPICS 02
誕生してから形がほぼ変わっていないと言われる傘ですが、科学の発達によって素材が進化しています。従来の傘は、布やプラスチックが多く使用されていましたが、近年は特殊コーティングされた高分子繊維など、高度な技術によって折れにくく、撥水加工を施した傘が登場。また、環境に配慮し、廃棄ペットボトルをリサイクルした素材を使ったものも見られます。
FUTURE
AI搭載の気象衛星と地上センサーが連携し、気象データを秒単位で更新。スーパーコンピューターが高度な数値モデルで解析して、ピンポイントで天候を予測するでしょう。天候情報はARグラスやコンタクトレンズにリアルタイムで表示され、雨や風の影響が少ない移動のタイミングとルートを瞬時に提案。台風や豪雨が発生しないように、気象がコントロールされるようになっているかもしれません。
TOPICS 01
ヘッドホンは、音の波形を電気信号に変える、電気・電子工学の技術で成り立っています。高機能ヘッドホンについているノイズキャンセリング機能は、雑音の波形に、逆の波形を当てて打ち消す技術。数学や物理学が生かされています。また、耳の骨や軟骨を通じて音を伝える骨伝導イヤホンのしくみを知るには、生物学からのアプローチも有効です。
TOPICS 02
高速通信、美しいディスプレイ、高解像度のカメラ、ワイヤレス充電など、日々進化するスマートフォンには、各種工学の先端技術が使われています。また、画像加工やルート検索には数学が、半導体の小型化には量子力学をはじめとする物理学、金属・材料工学が貢献しています。そして、スマートフォンの動力を支えるのは、「情報通信」「電子回路」「バッテリー」であり、電気・電子技術なくして成り立ちません。
FUTURE
VRゴーグルを装着して映像の中に自分が入り込み、自宅にいながらにしてスポーツのスタジアムやライブ会場にいるような体験が可能になりそうです。イヤホンには脳波、皮膚電気活動、体温、呼吸数等の測定機能が付き、健康上のアドバイスを送るように。また、その時の状態に合う音楽や映像をVRゴーグルで提供する、睡眠中の夢をコントロールするといったことができるようになるかもしれません。
TOPICS 01
お風呂を楽しみたいときに欠かせない入浴剤には、化学や健康科学の知見が活かされています。炭酸ガスを含む入浴剤は血行促進効果を高め、筋肉の疲労回復をサポートしています。浴室の空間デザインには建築学や環境学の技術も。最新の換気システムは浴室内の湿度や温度を最適化。気分に合わせて明るさを変えられる調光システムはリラックス効果を高めています。
TOPICS 02
フッ素樹脂加工やナノコーティングが施された浴室の床は、水を弾いて水垢やカビの発生を防いでいます。浴室の壁や天井に発泡ポリスチレンなどの断熱材を使うことで、温度が保たれ快適な環境に。最新のバスシステムは水の再利用のためのろ過技術や、エネルギー効率を向上させるヒートポンプを搭載。環境に配慮したこれらの技術は、設備工学や土木工学、機械工学の成果です。
FUTURE
家族全員の健康データや生活習慣をAIが解析し、リラックス効果や疲労回復、節水効果を高める入浴プランを提案。AI制御のディスペンサーが、血行促進や筋肉回復に必要な成分を調合して、入浴剤をお風呂に投入します。浴室内の環境は、スマートバスシステムが制御。イメージを伝えるだけで浴室の温度や明るさ、音楽が希望通りに変わり、入浴がより快適で、楽しい時間になるでしょう。
TOPICS 01
自分の映像に仮想の洋服や帽子、アクセサリーを合わせて、コーディネートを確認できるバーチャル試着。着替えの時間がかからないので、より多くの試着を気軽に楽しめます。このサービスには、現実世界にデジタル情報を重ねて表示するARの技術や、洋服のリアルな質感や動きを再現するために、3Dモデリングの技術が使われています。
TOPICS 02
肌を健康に保ち、美しく彩るコスメは化学合成によってつくられます。例えば基礎化粧品やリップは、水と油、界面活性剤を混合させたものがベース。界面活性剤は、水と油を混ざりやすくするために使われます。また、近年、油成分は天然由来のものが多く用いられています。化粧品の研究には、薬学のほか、高分子科学などの物理学、皮膚科学などの生物学も関連します。
FUTURE
肌の状態を分析して、最適なスキンケアやメイクのアドバイスするスマートミラーが登場し、事前にメイクを試せるバーチャルメイクアップが実現するでしょう。持ち主の状態をモニタリングして、形状や色が変化するアクセサリーができるかも。また、AIの画像解析が進化し、バーチャル試着のリアルさもアップ。服のシワや素材感、体の動きに合わせた自然な揺れまで再現されるようになるでしょう。
本サイトを見て、キミが気になった分野は、関東学院大学の理系学部で学べます。
※1 入学時にコースを選択。合格から入学までの間にコース選択ガイダンスを実施。 ※2 出願時にコースを選択。 ※3 「建築・環境学」を土台に、3年次から5つのコースに分かれて専門分野を学ぶ。
情報学部は、2026年4月開設予定(設置届出中)です。
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関東学院大学で学べる
情報学部
睡眠の見える化に関わるものとしては、情報学科では生体情報の計測とデータ分析、機械学習による睡眠パターン解析、IoTデバイスやウェアラブルデバイスの開発、快適な入眠を促すコンテンツ制作技術を学べます。
理工学部
生命科学コースでは、睡眠時無呼吸症候群の原因遺伝子や睡眠ホルモンであるメラトニンの機能解析などの睡眠改善につながる研究を行っています。
睡眠中の体の動きを検知する加速度センサーは、圧電素子がおもりで押しつぶされる際の分極現象を利用し電圧信号を出力します。数理・物理コースでは、この分極現象を2、3年次に学びます。
応用化学コースでは、睡眠導入剤などを含む創薬研究も行っています。こうした研究は、睡眠改善につながる新たな医薬品開発に貢献しています。
睡眠中の体の動きの検知には加速度センサーを用います。先進機械コースでは、センサーの原理や構造、材料、製造技術を学べます。また、センサーの小型化に必要な微細加工技術も学習します。
睡眠中の状態を把握するには、さまざまな計測技術が欠かせません。電気・電子コースでは電気・電子・情報技術を活用した計測技術やセンサーのしくみ、情報の処理・分析方法について学びます。
人々が安心して睡眠できる社会の実現には、都市環境の整備、地震や豪雨などの自然災害から生活を守る土木技術が不可欠です。土木・都市防災コースでは、その専門知識を修得できます。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科のメディア工学の授業で学ぶ画像処理技術を活用すれば、いつもの髪型とその日の髪型の差を簡単に確認できます。寝ぐせに対して、変更しやすいスタイルの提案なども可能です。
理工学部
アミノ酸が結合した状態であるペプチドは、薬に利用すると副作用を低減できるため注目を集めています。応用化学コースでは、ペプチド合成による新しい薬の開発を行っています。
先進機械コースでは熱力学の学修を通して、水の性質や、ドライヤーやヘアアイロンの基礎的なしくみなどを学ぶことができます。
シャンプーや化粧水の原材料として水を使えるのは、川の水を浄化・配水する技術や、その基となる河川計画があってこそ。土木・都市防災コースでは、衛生工学や河川工学でそれらを学びます。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科では、建設ロボットの開発や、IoT技術を活用した施工管理の技術を学べます。また、AIで天候や作業状況を分析し、最適な作業順序や人員配置を自動調整する技術も扱っています。
理工学部
太陽光電池は半導体でできており、PN接合という技術により光エネルギーを電気エネルギーに変換しています。数理・物理コースでは、半導体と光の両方について学びます。
先進機械コースでは、ロボット系の学問としてロボット工学やメカトロニクスを、環境系として熱力学を、材料系として金属材料、非鉄金属材料、高分子材料などを学修できます。
電気・電子コースでは、ロボットに使われている制御技術や、太陽電池のしくみについて学ぶことができます。
土木・都市防災コースでは、ロボットや重機の遠隔操作などを含む現場作業を学べます。特に建設ロボットは建築分野だけでなく土木分野でも導入が盛んで、災害現場などで活躍しています。
建築・環境学部
建築・環境学科では3Dプリンターも扱えます。世界では3Dプリンターによる建設が行われていて、人の作業で3か月かかる工事が1週間程度で、しかもミスなく完了します。
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情報学部
情報学科では、電車の停止精度向上に必要な画像認識、データ分析、AIによる運行スケジュールの最適化、改札機・運賃システムのデータ管理など、鉄道システムの高度化に必要な技術を学べます。
理工学部
ICカードには個人情報が含まれていることが多く、情報の出し入れには暗号化が欠かかせません。数理・物理コースでは、暗号化技術の基本である整数論について学べます。
電車の停止位置の検知、ドアが閉まったことの検知、自動改札機のICカードの読み取りなどにはセンサーが使われています。応用化学コースには、センサー材料について研究している教員がいます。
先進機械コースでは、制御工学の分野でセンサーや電子回路を、トライボロジー(摩擦学)の分野でモーター技術や摩擦を、機械力学の分野で電車の走行のしくみを扱います。
電気・電子コースでは、電車を動かすモーターやその制御技術であるインバータ波、自動改札に組み込まれているセンサーや電子回路のしくみなどを学びます。
土木・都市防災コースでは、停止位置に正確に止めるためのホームの設計、重たい車両を受け止める軌道の構造計算、軌道のズレを自動管理する技術、さらには災害時に安全を維持するための観測技術に関しても学べます。
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情報学部
情報学科では、センサー技術を生かした教室内の空調制御システム、AIや生体データを活用した生徒の集中力を分析する技術、分析結果を使って学習環境を最適化する方法について学べます。
理工学部
生命科学コースでは、教室の机や椅子の素材となるナラなどの木本植物(いわゆる樹木)を改良する技術を学ぶことができます。
人間の体温を測定したり、教室の体感温度を推測したりするのは近赤外線センサーです。近赤外線は、電磁波の一種です。数理・物理コースでは電磁波の原理を、数式や実験を用いて理解します。
空調機器は、教室内の温度をセンサーで検知しています。応用化学コースには、センサーに使われる材料を研究している先生がいます。
机や椅子を設計する際は、デザインと強度を両立させる必要があります。先進機械コースでは、モノの形状を工夫することによって、機能と強度を両立させる方法を学びます。
土木・都市防災コースでは、舗装(人工芝なども含む)についても学べます。例えば学校の校庭であれば、舗装の材質を工夫することによって温度の上昇を防ぎ、学校周辺一帯の温度を下げるようなことも可能になります。
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情報学部
冷凍食品のおいしさを保つには、在庫管理が重要です。「データベース理論及び演習」では、食品在庫などを含めたさまざまな情報を管理可能なデータベースの理論や構築方法を学修できます。
理工学部
生命科学コースでは、冷凍食品に適した作物の改良技術や、味覚のメカニズムを学ぶことができます。こうした研究は新たな冷凍食品の開発につながります。
冷凍食品はトレーや外装フィルムで包装されています。応用化学コースでは、食品の保存性を高める包装用ポリマーの研究もできます。
冷凍食品の製造には機械が欠かせません。先進機械コースでは、安全かつ安定的に食品を製造するための機械設計や機械材料について学べます。
冷凍食品の品質保持に物流が大切な役割を果たします。土木・都市防災コースでは、物流を支える交通システムの構築についての専門知識を学べます。
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情報学部
通信機を組み込み、遠隔で検針できる水道メーターには、LPWAという通信方式が採用されています。情報学科ではワイヤレス・モバイルネットワークの授業でこれを扱います。
理工学部
微生物には、有害物質を分解するはたらきをもつものがあり、水の浄化に使われています。生命科学コースでは、水処理に関わる微生物や酵素のはたらき、その解析方法などを学びます。
応用化学コースでは、水道の水源における農薬類の存在実態や、農薬がどのように分解されているかの研究や、水環境や生活環境中のマイクロプラスチックに関する研究を行っています。
土木・都市防災コースでは、飲料や農業、工業に使える安全な水を供給するためのダムの構築技術、地震の揺れや液状化が生じても機能を維持できる下水道施設の構築技術などを研究します。
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情報学部
情報学科では、ウェアラブルデバイスやIoTの技術はもちろん、運動生理学や人間工学についても学べます。これらの知識は、安全で効果的なトレーニングをするうえで役立ちます。
理工学部
先進機械コースでは、「福祉工学」でバイタルの基礎を、プロジェクトでウェアラブルデバイスを、「計測工学」で生体計測を学べます。これらの知識は、安全で効果的なトレーニングに役立ちます。
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情報学部
情報学科では、ロボットやAIを使った「スマート農業」などの事例を扱います。在庫管理等に使われるRFID(ICタグを非接触で読み取る技術)、呼び出しベルに使われるビーコンなども学べます。
理工学部
生命科学コースでは、バイオマスプラスチックの素材となる植物の改良技術や、それ以外のバイオマス素材の現実について学べます。生物多様性についても深く理解できるでしょう。
バイオマスプラスチックは、植物由来原料をベースとするバイオベースポリマーという樹脂を成形したものです。応用化学コースでは、新たなバイオベースポリマーの合成について研究しています。
菌や汚れへの耐性や、素材の耐久性を向上させる表面処理技術を学びます。環境に優しい容器や包装材料への応用方法を研究できます。
包装紙など、紙の原料は木材であり、木材は森林で育ちます。土木・都市防災コースでは、計画的な森林開発、里山整備などを通して自然の豊かさを保ち、土砂災害から都市を守る技術を学びます。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科で扱う情報技術は、天気予報の精度向上にも役立ちます。この学科では、ビッグデータ解析やAIを活用した気象予測、シミュレーション、IoTによるリアルタイム観測技術などを学べます。
理工学部
気象衛星は、宇宙空間で地上よりも厳しい放射線環境にさらされ、常に損傷を受けています。数理・物理コースでは、放射線に強いICの開発に関する基礎知識や技術を学べます。
気象観測の機器には、イオン電池が使用されています。この電池に使うリチウムという金属は限られた地域でしか採れません。応用化学コースでは、これに替わるイオン電池の開発に貢献する研究も行っています。
電気・電子コースでは、人工衛星で使われている電波に関する知識や技術、データの分析・予測を行うスーパーコンピューターに必要な計算機工学を学びます。
天気予報に欠かせない気象観測所や気象レーダーは土木構造物の1つです。土木・都市防災コースで学べる内容は、古くから富士山レーダーや南極観測所など、極地・僻地における建築に貢献しています。気象予報は、地震・津波・土砂災害など防災につながる情報の基本であり、防災に関わる気象情報の知識についても学ぶことができるのが、土木・都市防災コースです。頻発化・甚大化している気象災害が社会に与える影響や、天気予報と連動した土砂災害の予測システムについてなども学べます。
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情報学部
情報学科では、音声信号のデジタル処理、ノイズキャンセリング、AIによる音声合成などについて学ぶことができます。音声のほか、画像や映像処理の技術も学修対象です。
理工学部
数理・物理コースでは、音波や電気信号など様々な形の波について、電気と磁気の基本的な方程式から、電磁気学の最終到達点であるマクスウェル方程式を理解するところまで学びます。また、数理・物理コースで開発している宇宙用ICは、オーディオ機器で使われるICと共通の技術を使っています。
先進機械コースと表面工学コースでは、ヘッドホンの音質を左右する、音響特性や電磁波シールド性能を向上させる表面処理技術を学べます。ノイズを低減させる加工法などを知ることができます。
電気・電子コースでは、電気信号として得られた情報を音に変換する原理や仕組み、またそれとは逆に、音を電気信号に変換する仕組みについて学ぶことができます。
関東学院大学で学べる
情報学部
浴室内の温度や湿度などの情報を収集し、自動制御する技術は快適な入浴環境の実現に役立ちます。「IoT基礎」では、小型マイコンとセンサーを用いて情報を取得し、サーバーへ送信する方法を学びます。
理工学部
先進機械コースで学べる福祉工学では、バイタルの計測やヒートショックに関する知識を修得できます。
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情報学部
情報学科では、1、2年次にカメラ画像のプログラム処理を修得した後に、3DCGの回転・移動・拡大縮小を行う基礎技術、ARの基本を学びます。これらの技術は、画像認識や仮想空間の構築に応用されます。また、AR技術や画像処理だけでなく、自然な試着体験を提供するモーションキャプチャ技術や3Dモデリング技術を学ぶことができます。
理工学部
先進機械コースでは、3D-CAD演習とCG演習という授業があります。これらの授業では、AR技術の基礎となる、3Dモデルの作成やCG技術も修得できます。
土木・都市防災コースでは、AR技術による3Dモデリングや、点群データを用いた設計、現場管理技術について学ぶことができます。
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情報学部
情報学科では、最適な寝具を開発するために必要な生体情報と睡眠の関係について解析する技術を学べます。例えば「人工知能演習」では、睡眠状態のデータから睡眠の質や健康状態を判断するニューラルネットワークを学習できます。また、寝具やパジャマが睡眠に与える影響――例えば、寝間着の体の締め付け具合や寝具の色が睡眠の質に影響することも学ぶことができます。
理工学部
生命科学コースでは、快適なパジャマの素材になる綿や麻の作物改良技術を修得できます。品種改良や栽培技術の最適化は、高品質で環境負荷の低い素材開発にもつながるでしょう。
人の体温や布団の中の温度を測定するのは近赤外線センサーです。このセンサーは、人体や布団から放射される近赤外線を測定し、体温や布団内の温度を把握します。数理・物理コースでは、電磁波である近赤外線の原理を数式や実験を通じて深く理解できます。
応用化学コースでは、洋服や寝間着の生地などに用いられる合成ポリマーの研究が行われています。高機能ポリマーの開発は、機能性の向上や環境負荷の低減につながります。
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情報学部
情報学科では画像認識の技術を扱っています。歯磨きに応用すれば、画像分析によって歯垢が残っている場所を特定するといったことが可能になります。
理工学部
超音波はその名の通り音の波で、歯ブラシだけでなく、エコー検査や非破壊検査など多様な場面で使われます。数理・物理コースでは波の反射・回折・屈折を繰り返し学び、専門性を養います。
応用化学コースでは実験を通し、さまざまな化学物質の性質を学びます。虫歯を予防する効果のあるフッ素が含まれる化合物も取り扱います。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科では、AIが自転車の速度を制御して安全を維持するシステムや、道路情報をリアルタイムで取得して、車が渋滞している道を知らせるナビなどを開発できるようになります。
理工学部
交通状況の把握に使われるGPSセンサーの技術を理解するには、相対性理論の知識が欠かせません。数理・物理コースには学内で唯一、相対性理論を学べるカリキュラムがあります。
自転車自体を軽量化できれば、バッテリーの容量を減らして小型化できます。先進機械コースでは、自転車の強度を保ったまま軽くするための形状設計や、材料選択について学べます。
電気・電子コースでは、電動自転車に使われるモーターの動作原理、また、電気の貯蔵に必要なバッテリーや電池のしくみについて学ぶことができます。
土木・都市防災コースでは、車道・歩道の幅、舗装の種類、信号・標識の配置などを学べるほか、道路や橋・トンネルを整備し、センサーやAI技術を活用して維持管理する技術も扱います。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科では、鉄道ダイヤの最適化や、遅延リスクの分析・予測に関する技術、乗客向けの案内システムや、鉄道運行情報を可視化する技術などを学ぶことができます。例えば「乗換案内」などの検索システムに搭載されている、決められた時間に必ず到着できる経路、一番安い経路を見つけるためのアルゴリズムについて学べます。
理工学部
電車の混雑や遅延の予測に使われるのが機械学修。数理・物理コースは、機械学修分野で世界的に最もシェアの高いプログラミング言語「Python」を使った演習講義が豊富です。
電車を正確に運行させるためには、車両や線路の定期的な点検・検査が必要です。先進機械コースでは、非破壊で機械や構造物を検査する技術を学びます。
土木・都市防災コースでは、線路が置かれている盛土・切土、橋脚などの土木構造物の設計を研究します。ダイヤ乱れの要因である風についても扱い、物体に及ぼす影響を風洞実験で確認します。
関東学院大学で学べる
情報学部
情報学科では、Wi-Fiの基本技術から最新の高速化技術まで学習できます。また、クラウド技術、AIを活用した学習支援、デジタル端末のユーザインターフェース設計などの技術も学べます。
理工学部
応用化学コースでは、表面処理技術の一つである電気銅めっきの開発を行っています。研究中の、電気銅めっきに使う新しい添加剤は、環境負荷の低減、電子機器の小型化、軽量化に貢献します。
電気・電子コースでは、Wi-Fiをはじめとする無線通信の技術や、有線の通信技術、スマホに使われているタッチ式の電子デバイスの仕組みなどについて学べます。
山間部や沿岸部などに無線通信の基地局を建てられれば、過疎地や離島、被災地でも安定的な通信ができる可能性が高まります。土木・都市防災コースで学ぶ建設技術が役に立つでしょう。
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情報学部
情報学科の「IoT基礎」では、小型マイコンを用いた温度センサーからの情報を取得する方法や、サーバーへ収集する方法を学びます。また、何を食べて、何を残したのかというデータから体調とおいしさの関係などのデータ分析方法も学ぶことができます。
理工学部
先進機械コースと表面工学コースでは、熱力学で断熱・保温技術を、材料力学でニーズにあわせた容器の加工技術を学べます。また、金属や樹脂の表面処理による抗菌性や耐久性、熱制御機能を向上させる技術を研究もできます。これらの技術は、お弁当箱だけでなく、幅広い製品への応用が可能です。
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情報学部
情報学科では、赤外線やマイクロ波センサーを使って便器のふたを自動で開閉する技術、圧力や温度センサーによって便座を最適な温度に調整する技術などを学ぶことができます。
理工学部
先進機械コースでは、菌や汚れに強くしたり、耐久性を向上させたりする表面処理技術を学びます。この技術により金属や樹脂の機能を高め、実用化をめざします。
温水洗浄便座は、おしりに当てても問題ない良質な水道水があってこその技術。土木・都市防災コースでは、衛生工学や上水道工学の授業で、従来の浄水技術やより高度な浄水処理を学べます。
建築・環境学部
毎日使うトイレ、浴室、洗面所、キッチンなどの水まわりの空間の快適な設計、節水の技術、汚物やトイレットペーパーを含む排水が詰まることなく流れる技術を、理系・文系どちらの学生でも理解できるように、建築・環境学科では解説します。家庭のエネルギー消費量の30〜40%が、これらの水まわりに由来します。特にトイレや浴室が占める割合が高いため、節水等の技術でそれら設備のエネルギー消費量を削減できれば、CO2排出量を減らせます。水まわりの研究は、地球温暖化対策の研究だとも言えるでしょう。
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情報学部
音の波形もデータの一種です。こうしたデータを分析して、音の特性を解析し、楽器の設計に活用することは、情報学の応用範囲内です。また、「メディア工学概論」では、画像や映像技術の他に、音声情報処理についても学修します。
理工学部
楽器の音色を左右する金属や樹脂材料の特性、丈夫で美しい仕上がりにする加工技術、表面の形を精密に制御する技術などを学べます。また、音や振動の解析について学ぶこともできます。
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情報学部
化学反応そのものは扱いませんが、化学実験等で得られた大量のデータの解析には情報学科の学びが役立ちます。また、水資源やCO2等の状況をモニタリングするセンサーネットワークを構築するための通信技術についても学べます。
理工学部
生命科学コースでは、さまざまな食材の食べ合わせによる味の変化について学ぶことができます。また、家畜の飼料の原料となるトウモロコシなどの作物の改良技術についても学修します。
応用化学コースでは、食べ物を飲み込みにくい人、かめない人など、さまざまな健康状態の人に合わせて食感等を調整した、食べやすい食品についての研究も行っています。
関東学院大学で学べる
理工学部
生命科学コースでは、作物の品種改良について研究できます。綿などの作物の改良技術により、撥水性の高い傘の素材開発が期待できます。
傘の素材には、ポリエステルやポリ塩化ビニルなどのプラスチックが使われています。応用化学コースでは、プラスチック材料の研究を深めることができます。
素材の撥水性や耐久性を向上させる表面処理技術についても学べます。こうした技術は雨具の防水性能の向上や長寿命化を実現につながります。
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情報学部
情報学科では、スマートフォンのハードウェア技術、AIによる画像処理や音声認識、ユーザインタフェースのデザインなど、多岐にわたる技術を学ぶことができます。また、今後のスマートフォンが性能を十分に発揮するには、より高速で大容量の通信と大規模なネットワークが必要になります。これらを支える技術の基礎も学ぶことができます。
理工学部
スマートフォンのカメラやアプリに使われる画像処理の開発に、機械学習が使われる事例が増えています。数理・物理コースでは、機械学習に欠かせないプログラミング技術を学びます。
電子部品の小型化や機能性を向上させる表面処理技術など、スマートフォンの高性能化や省エネルギー化につながる技術を研究できます。
スマートフォンは、情報通信技術、電子回路の技術、バッテリーの技術など、電気・電子技術の塊であり、電気・電子コースが学ぶ対象そのものと言ってもいいでしょう。
土木・都市防災コースでは、振動のデータから地震や土砂災害を予測し、避難する技術を学べます。この技術には、スマートフォンにも搭載されているGPS機能やセンサー機能が使われます。
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理工学部
地球は「水の惑星」と言われていますが、飲める水はわずかです。地球上の水のほとんどは海水であり、淡水も汚染されている場合があります。応用化学コースでは、こうした水を浄化する技術も学べます。
先進機械コースでは、浴室のエネルギー効率を高めるヒートポンプや断熱技術を熱力学の視点から学べます。これらの技術は、エネルギー消費を抑え、環境負荷を減らす点も重要です。
効率的なエネルギー利用は、持続可能な社会の実現に欠かせません。水の再利用や廃熱を地域全体で利用するコージェネレーションは、地域計画学の1分野です。本コースでは、地域計画学についても学べます。
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理工学部
生命科学コースでは、生物の構成成分や産物を研究できます。UV吸収剤など化粧品に利用可能な物質を発見できるかもしれません。生物由来の成分は、肌への親和性が高く、新たな化粧品開発につながる可能性があります。例えば、機能性素材として知られている微細藻類のカロテノイドなどの化合物の応用利用について学べます。
応用化学コースでは、バイオマスナノファイバーを活用した、環境に優しい化粧品開発も研究しています。植物由来のセルロースナノファイバーには、増粘効果や微粒子を均一に分散させる機能があり、化粧品や医薬品への応用が期待されています。
化粧品の製造や容器の洗浄には、良質で大量の工業用水が不可欠です。土木・都市防災コースでは、そのための河川計画や水資源計画、安全な水を供給する技術を学べます。
“未来の朝”についての
情報学部
AIとセンサー技術の進化により、一人ひとりに最適な睡眠環境が実現するでしょう。室温や湿度、照明の自動調整に加え、AIが睡眠パターンを分析し、最適な活動スケジュールを提案。仕事や学習の生産性の向上や、集中力の高い時間帯の作業が可能となります。
理工学部
睡眠時無呼吸症候群の原因遺伝子や睡眠ホルモンの解析は、快適な睡眠をもたらす薬剤や機能性食品の開発に結びつくことが期待できます。
体の傾きや動きを検出する加速度センサー。このセンサーの感度を向上させることで、手ぶれ補正不要の高精細画像撮影や、人工衛生の精密姿勢制御が可能になり、地球や宇宙の観測の解像度がより高まっていきます。
先進機械コースで学ぶ微細加工技術の研究は、センサーの薄型化、小型化につながります。睡眠サポートに限らず、高機能センサーの多様な分野への応用が期待されます。
計測技術やセンサーの性能が向上することで、リアルタイムで健康をモニタリングしたり、データ分析ができるようになります。人々の健康の増進、生活の質の向上、健康寿命の延伸に貢献すると考えられます。
土木技術の研究が進むことで、自然災害に対して安全・安心で快適な生活を送ることができる社会が実現できます。
情報学部
AIが個人の睡眠データを分析し、最適なパジャマや寝具を提案する未来が到来するでしょう。例えば、スマートリングから入眠までの時間、睡眠時間、睡眠状態などのデータを取得し、スマホアプリと連携することで、体調把握や体質・睡眠習慣に基づいたアドバイスが可能になります。「体が冷えやすい方には、温熱機能付きパジャマがおすすめです」といった具合に、おすすめ商品が紹介されるかもしれません。
理工学部
パジャマの材料になる綿や麻の作物改良が進むことで、より低コストで高品質なパジャマを、たくさんの人が着られるようになるでしょう。
“未来の身だしなみ”についての
情報学部
自身を映したディスプレイに「お手本」となる髪型を表示させて、簡単にヘアスタイルを整えられるようになるかもしれません。似合う服の組み合わせについても、アドバイスを得る機能が実現すると思います。
理工学部
アミノ酸がつながった分子であるペプチドの、薬への利用が進むでしょう。副作用が少ない、安心して使える薬が増えると考えられます。環境中に排出された後も速やかに分解し、薬品がもたらす環境負荷を低減できます。
機械工学の技術が進展することにより、ドライヤーやヘアアイロンの機能が高まり、ダメージを与えないヘアケア技術が実現すると考えられます。
水資源をめぐって争う「水紛争」が世界各地で激しくなる中、日本は水を豊富に使える立場にあります。水が必要な技術で、日本が世界をリードする時代が来ることも予想されます。
情報学部
現在、歯垢を検出するには着色剤を歯に塗る必要がありますが、未来では鏡にカメラが組み込まれ、画像分析によって、着色剤を付けずに歯垢を検出できるでしょう。口や歯に関するデータも自動的に蓄積され、健康維持に活用されると思われます。
理工学部
超音波の技術が発展し、非破壊検査の精度が上がれば、モノに触らずとも中の構造が鮮明にわかります。例えば、老朽化した下水管の腐食量を正確に測れるようになると考えられます。
“未来の通学路”についての
理工学部
「建設現場の自動化で事故が減り、人手不足が解消する」「AIとロボットが設計から施工までを最適化し、建設期間・コストが減少する」「建設作業員の役割が管理・監督へシフトし、労働環境が改善する」といった未来が期待できます。
将来的に太陽光発電の効率が100%になれば、1㎡の太陽光パネルで、人間1人が生きるための電力を完全に賄えます。発電効率の向上は、今後、人間が生き残るために必須の技術です。
公共サービスや災害救助にロボットが活躍するでしょう。錆びにくく劣化しにくい材料や、環境にやさしいサステナブルな建物が実現すると考えられます。
ロボット技術の発展は、人間の負担を減らし、社会の安全性を高めます。また、太陽電池が進化することにより、クリーンエネルギーの普及が進み、脱炭素社会の実現に貢献します。
AIやロボットの活用によって、大量生産の工場のように、半自動または全自動で構造物の施工が可能になるでしょう。大深度の海底やガスの発生の恐れのある地下でも工事が可能になり、安全に新しい空間を創出できると考えられます。
建築・環境学部
将来は、設計図の作成、施工、点検・診断のすべてをAIとロボットが担当することになると考えられます。人間は、アイデアを出すだけで良いかもしれません。
情報学部
道路情報等を参考に個々の自転車や自動車が最適なルートを判断するのではなく、街全体で、誰がどこを走行するのが最適なのかのプランがリアルタイムで設計され、そのプランに沿って個々が移動する社会になる可能性があります。
理工学部
日本版GPS衛星が普及すると、より精度よく物体の位置が把握できます。現在のような2次元の位置だけではなく、3次元の位置把握ができるようになり、建物の中の上下移動までナビできるようになるかもしれません。
機械の設計・制作技術が高まれば、より遠くまで、より早く、より楽に移動できる交通手段を生み出すことが可能です。自転車の枠にとらわれない先進的なビークルの登場により、快適で安全な通学手段が実現するでしょう。
モーターやバッテリー技術の進化は、環境負荷の低い発電や蓄電方法の発明、普及を後押しします。環境にやさしい電動自転車、電気自動車などの利用が広がり、エネルギー利用の持続可能性が高まります。
自動車や自転車、人といった平面の交通だけでなく、人が乗るドローンなど立体的な交通を安全、円滑に機能させる研究が進むでしょう。災害発生時に、スマホで最適な避難経路を調べることもできるようになります。
“未来の電車”についての
情報学部
センサーが駅や人などさまざまなところに取り付けられ、混雑した場所でもスムーズに移動できるようなしくみや、切符やカードなど無しで乗車できるしくみなどが生まれると思います。電車の運転も自動化されることが予想できます。
理工学部
暗号化技術が向上して量子暗号化技術が確立すると、コンピュータに不正に侵入するハッキングが理論上、不可能になります。ICカードなどの個人情報はもちろん、国家機密など対外秘の情報の漏洩防止に必須の技術です。
制御工学、トライボロジー(摩擦学)、機械力学などの研究が進めば、天災や人災に影響を受けず、精密なダイヤ通りに運行できる輸送技術の実現に近づきます。
電気・電子分野をはじめ工学技術の発展により、鉄道システム全体の効率化と安全性が向上するでしょう。電車だけでなく、電気自動車等でも自動運転技術が取り入れられるなど都市の交通インフラが進化し、快適な移動が実現しそうです。
電車の走行制御システムはますます高度化すると思われますが、土木の視点からは、この高度化に対応した線路や駅舎をつくることにより、運行時間の厳守、大量輸送、無人運転などの実現に寄与できます。
情報学部
電車内のセンサーやスマホアプリが連携し、AIが運行状況や乗客の流れをリアルタイムに分析します。「次の電車の方が空いています」「こちらの経路のほうが早く着きます」などのアドバイスが提供され、移動がより快適になります。
理工学部
電車の運行や乗り換え案内の精緻化をはじめ、機械学修はさまざまな社会インフラの最適化を推し進めます。少子高齢社会において、人手不足解消の強力な対処法となることが期待されます。
機械や構造物は、検査技術によって支えられています。検査技術のバリエーションが増え、精度が高まれば、モノがより壊れにくくなり、事故のない社会に近づきます。
強風が吹くと、列車が脱線する危険性があるので運転規制が行われます。自然風についての研究が進み、効果的な防風壁を設置できたり、運転規制の精度が高まったりすれば、現在よりも安全性や運行時間の正確性が向上するはずです。
“未来の教室”についての
情報学部
AI・IoT・人間工学・脳科学の融合により、個々の生徒の集中力を高め、疲労を軽減し、学びの質を最大化するように設計された、ストレスフリーな学習空間が実現すると考えられます。
理工学部
体温の測定などに使われる近赤外線は、人の目に見えている光とは波長域が異なるため、目に見えないものを可視化できる性質があります。近赤外線カメラの性能が上がると、上空の飛翔体等の検出技術が向上し、日本の防衛力の向上にも寄与することが可能になります。
机や椅子を使いやすいように変形させたり、タブレットなどの端末を自分好みにカスタマイズしたり、同じ教室内であっても、一人ひとりの生徒のニーズに合わせた学習環境が実現するかもしれません。
学校周辺の道路の舗装が、路面温度の上昇を抑える「遮熱性舗装」に変わったり、夏場は熱を反射する「遮熱工事」が校舎に施されたりすれば、周辺の温度が下がります。これがさらに広域で行われれば、地球温暖化の防止にもつながります。
情報学部
すべての生徒に「AIサポーター」がつき、学習進度や理解度をリアルタイムで分析、最適な教材や課題を自動で提案してくれるでしょう。また、情報の提供はAIが行うので、人間は発想力が重視されるようになるかもしれません。
理工学部
多くのデバイスがネットに接続され、エネルギー効率や生活の利便性が向上すると思われます。タッチパネルもより直感的に使えるようになり、より多くの人がデジタル技術の恩恵を受けられるようになることが期待できます。
大容量の通信網が世界中に張り巡らされれば、誰でもインターネット等で提供される情報を入手できるようになり得ます。物理的情報弱者がいなくなる世の中が実現するかもしれません。
“未来のお弁当”についての
情報学部
冷凍食品の鮮度は、適切な在庫管理によって保たれます。スマート冷蔵庫が開発されれば、在庫状況に応じたメニューの提案が実現し、より効率的な食品管理が可能になります。
理工学部
味覚の研究や、冷凍食品に適した作物の改良の研究が進めば、より多くの人が低コストでおいしい冷凍食品を食べられる未来が実現します。
包装に使われるトレーや外装フィルムに用いられる高性能ポリマーの開発は、冷凍食品の鮮度保持や長期保存に役立つと考えられます。
機械設計や機械材料の研究が進み、革新的な食品製造の機械が開発されれば、より早く、より安全に冷凍加工食品を提供できるようになります。
交通システムの研究が進み、物流がより発達することで、冷凍食品の品質が今まで以上に保たれるようになります。新しい調理法の考案やおいしさの追求につながります。
情報学部
季節によって気温が変わるため、食品の腐敗の進行速度が異なります。お弁当箱の内外につけられた温度センサーで保存状態からの痛み具合など計算して情報を常に観測できれば、食品の鮮度維持でき、食中毒の防止につながります。
理工学部
医療機器と同じレベルの抗菌めっき技術を活用した、衛生的で保温性に優れたお弁当箱が開発されるかもしれません。これにより食の安全が向上すると予想されます。
“未来のトイレ”についての
情報学部
水道の使用量を、無線通信によって遠隔地からリアルタイムに計測できるスマートメーターがますます普及し、急なトラブルにも対応しやすくなります。ガス漏れの発生などもこれまで以上に検知しやすくなるはずです。
理工学部
上水道や下水道の処理水中の微生物群集(微生物がつくる生態系)の研究が進めば、より環境に優しく、コストや手間のかからない浄化法が実現できます。群集から有用な微生物を探索し、別の産業に利用することもできるかもしれません。
水資源にとって有害な農薬を見つけたり、農薬の分解物の発生を抑える技術が開発されたりすれば、より安全な水を利用できるようになります。水の浄化処理を行う際に、有害物質だけを吸着する新しい素材が開発される可能性もあります。
地上や地下に、現在はない水路が張り巡らされ、川の流域にとらわれず効率的に水資源を配分できるようになるかもしれません。水不足解消に役立つほか、過剰な水を別の流域に送ることにより、水害防止にもつながります。
情報学部
便器内に取り付けられたセンサーが人に悪影響を与える菌を検出し、除菌機能が働いたり、お掃除ロボットがトイレの床や壁、便座やノズルなどを自動でクリーニングしてくれたりと、トイレが清潔で健康的な空間になっていくと思います。
理工学部
抗菌・防汚技術を使った清潔な便座が普及すると考えられます。耐久性も向上しているため長持ちで買い替える必要性が減るので、過剰な生産やゴミの増加を防ぎ、環境負荷の低減に貢献します。
高度浄水処理が普及すれば、日本中で良質かつ均一な水道水を使えるようになるのではないでしょうか。災害時にも、良質な水を得られるしくみが確立するでしょう。
建築・環境学部
建築設備の研究が進めば、温室効果ガス排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラル社会の実現に近づきます。トイレや浴室の設備は、現在より温室効果ガス排出量がはるかに少ないものに置き換わっているでしょう。建物内で使った水の再利用、雨水の利用などによって上水道による供給をできる限り減らした「ゼロウォータービル」も、多数存在しているかもしれません。
“未来の部活動”についての
情報学部
AI、IoT、VR/AR、ウェアラブルデバイスを活用することで、安全で効果的な「個別最適化フィットネス」が実現します。怪我のリスクも減り、トレーニング効率が上がり、誰もが楽しく健康を維持できるようになると考えられます。
理工学部
デザインも機能も、誰もが自由につくれるウェアラブルデバイスが生まれるかもしれません。自分だけのオリジナルデバイスで、トレーニングがもっと楽しくなると思います。
情報学部
音の波形データを基に、新しい楽器ができるかもしれません。3Dプリンターを使えば、その製造工程も把握できるようになります。チューニングに自信のない初心者でも、音声情報処理技術に基づいたスマートフォンアプリを使うことで、経験者のような音を奏でられるようになるかもしれません。
理工学部
金属加工や表面処理技術の進化によって、音の響きや耐久性がアップし、これまで以上に高品質な楽器が、私たちの手に届きやすくなるかもしれません。
“未来のファストフード”についての
情報学部
スマート農業が広まれば、必要な個所にだけ農薬を散布するピンポイント農薬など、環境に優しい生産方法が拡大します。RFIDやビーコンが普及すると、原材料が調理品になるまでの全工程が追跡可能となり、食品の安全性が高まります。
理工学部
バイオマス素材(生物由来かつ再生可能な資源)がより低コストで生産できるようになり、石油を使ったプラスチックの代替として使われ、社会の持続可能性や気候変動対策が推進されることが予想されます。
植物由来の化合物を原料とするバイオベースポリマーの開発が進めば、石油由来の樹脂の使用量を抑えることができます。石油資源の節約、環境汚染問題の改善、循環型社会の形成などが進むと考えられます。
使用後に微生物等によって分解される生分解性と、耐久性を兼ね備えた容器が開発されると思います。食品の安全性を守りながら、廃棄物削減と環境保護にも役立つ容器が普及する未来が待っています。
森林開発、里山整備、斜面管理などの技術が発展することによって、環境保全の面からも、防災面からも、より安心して暮らせる持続可能な社会の実現が期待されます。
情報学部
野山や海洋などさまざまな場所に環境センサーが設置され、CO2濃度のリアルタイム監視もできるようになります。CO2を削減するための研究に利用されることが期待されます。
理工学部
穀物や野菜の品種改良が進みます。パンや野菜の味が良くなるほか、飼料の質が高まることにより、肉の味も向上するはずです。効率的な生産技術が確立すれば、ハンバーガーをより低価格で食べられる未来がやって来るでしょう。
“未来の天気予報”についての
情報学部
情報技術の進化は、台風や豪雨、竜巻などの予測精度を向上させます。AIが最適な避難計画を提案してくれるなど、天災被害を最小限に抑制できるようになっているでしょう。より多くの天候観測情報をリアルタイムで取得できれば、局所性も高い予測が可能になります。そのデータを解析することで素早い避難行動を取れるようになります。
理工学部
放射線の影響を少なくする研究が進めば、人工衛星の寿命が伸びます。例えば、多くの人工衛星が必要になる日本版GPS(人工衛星を利用した位置情報システム)の安定した運用につながります。
気象情報の収集や分析のスピードと精度が上がれば、気候変動や自然災害の予測と迅速な対応が可能になります。衛星通信技術の進化により、遠隔地や災害時でも安定した通信ができるようになると予想されます。
宇宙空間に気象観測施設ができれば、天気予報の精度が上がります。極地・僻地における建設技術は、宇宙での建設技術に応用することも可能です。自然災害のハザードやリスク評価に関わる流体解析の技術や防災に関わる気象情報を用いて、各種防災・減災対策として利用すれば、世界各地で毎年のように発生する自然災害の被害を最小化できるようになり、持続可能な社会の実現に近づくでしょう。
理工学部
撥水加工に適した作物の改良が進めば、天然素材の風合いを活かした傘を、より多くの人が楽しめるようになると考えられます。
撥水加工の研究が進むことで、軽量で丈夫な傘が開発され、雨の日でも快適に過ごせるようになります。濡れにくく長持ちする雨具は、私たちの生活をより便利にするでしょう。
“未来のひとりの時間”についての
情報学部
音声信号のデジタル処理によって、にぎやかな場所でもターゲットの音声だけを取り出して聞けるヘッドホンが誕生すると思います。声質を変えずに同時翻訳がなされるヘッドホンも生まれ、異なる言語間でもスムーズに会話できるのでは。
理工学部
音声データのうち、音声信号とノイズを切り分ける技術が発展すれば、例えば地中や水中からの音に含まれる特定の物質からの音波を取り出せます。対象物の位置の特定がしやすくなり、検査や探査の精度が上がるでしょう。
臨場感あふれるサウンドを楽しめる、より高性能なヘッドホンが普及すると思います。音楽を聴く人にとって、快適なリスニング環境が実現します。
音響機器の音質が向上し、音楽や映画鑑賞において、より臨場感のあるエンターテインメント体験ができると思います。通信技術の発展と合わさることにより、リモートワークやオンライン教育の発展、補聴デバイスの進化も期待されます。
情報学部
未来のスマートフォンは、持つデバイスから、身に付け、体と一体化するデバイスへと進化しているのではないでしょうか。メガネやコンタクトレンズに情報が直接投影され、視線や音声で操作できるようになっていると思います。また、スマートフォン自身が最適な通信方式を選択することで、どこにいても高速・低遅延な通信が可能になるでしょう。
理工学部
スマートフォンのカメラ技術の発展は、他の用途のカメラ技術の発展にも影響するでしょう。例えば高解像度のロボットカメラが開発され、地中奥深くや地球以外の惑星など人が入り込めない場所の撮影が可能になるかもしれません。
超高速通信の実現、AI機能を支える高性能な電子部品の誕生などにより、スマートフォンでの映像体験はよりリアルになっていくでしょう。AR(拡張現実。現実世界の映像にデジタル情報を重ねて表示する技術)も普及するはずです。
高速・大容量・低遅延の通信環境が整い、スマートフォン自体の性能も向上。ARやVRなどを当たり前に楽しめるようになりそうです。スマートフォン以外の多様なモノがネットにつながり、生活の利便性やエネルギー効率が高まると思います。
スマートフォンに使われているGPSやセンサーの技術が高まれば、スマートフォン以外の用途においても、それらによる計測がしやすくなるでしょう。気候データ等のビッグデータを構築し、災害対策に役立てることができます。
“未来の入浴”についての
情報学部
浴室内の温度や湿度をセンサーで収集し、場所ごとに最適な空調や温水制御を行うことで、快適な入浴環境を実現できるでしょう。これらの技術は、将来のスマートホーム開発にも応用できる可能性があります。
理工学部
福祉工学の知識を活用すれば、高齢者や体の不自由な方の生活を支援する機械の開発に役立ちます。家庭内事故で最も多い、入浴中の事故を減らすことに貢献するでしょう。
理工学部
世界人口の増加と環境の悪化に伴い、貴重な水資源の確保が課題となっています。水を浄化し、安全な水を確保する水処理技術を進化させることで、安心して暮らせる社会の実現に貢献できるでしょう。
本コースでは、地域計画学についても学べます。水の再利用や廃熱利用の研究は、限りある資源の効率的な活用につながり、CO2排出量の削減と、エネルギーの安定的な供給が可能になるかもしれません。
“未来のおでかけ”についての
情報学部
ARの技術が進化すれば、スマホやARメガネをかざすだけで、質感や動きまでリアルに再現した服を試着できるようになるでしょう。また、3Dスキャンで体型を正確に測り、サイズがピッタリの服のオーダーメイドも可能になります。今まで見ていた風景が変わり、さまざまな人々が意識せずとも自由にかつ円滑に交流できる未来になるかもしれません。はじめて見る物事に対する解答が、眼前に自然に提示されるようになります。例えば、海外旅行の際に外国の文字や言葉を気にすることなく、母国にいるように買い物や交流できるなどの未来が考えられます。
理工学部
AR技術の基礎となる、3Dモデルの作成やCG技術を修得すれば、ファッションに関心のあるすべての人がクリエーターになれる可能性があります。新たなファッションが誕生するかもしれません。
AR・VRの技術の進化によって、図面情報が視覚的に理解しやすくなり、建築現場がより安全な環境になるでしょう。また、デジタル空間上に三次元都市を再現することも考えられます。
理工学部
研究で発見された生物由来の物質を活用することで、人や環境に優しい化粧品を持続的に提供できるようになるかもしれません。例えば、抗酸化作用を持った化粧品や抗菌作用を持ったリップクリームなど、従来の化粧品を超える優れた製品を開発できる可能性も秘めています。