認知症の高齢者とその家族について研究し、高齢者介護に必要なサポートの形を探ります。

横浜市内をはじめ、県内の高齢者ケアの施設などで認知症の高齢者と家族、それを支援するボランティア組織の活動の研究に取り組む青木由美恵教授。
「急速に進む超高齢社会にあって、今は、その対応に追いついていけない状態です。認知症の高齢者を介護する人たちの現状を、専門家の目を通して捉える必要性を感じ、そこから今後、どうサポートしていけるのかを分析しています」。認知症への理解不足などから、日本では欧米に比べてこの分野での研究がまだ遅れています。長寿国・日本で、その研究の重要性がますます高まる老年看護学は、今後、私たちにとって大変身近な研究分野になるだろうと、青木教授は語ります。「高齢者として生きることは、誰もが必ず通る人生のステージ。ですから、通常の加齢の過程と心身の変化を正しく認識し、いたずらに加齢を恐れたりすることがないよう理解を広めたいです」。

Profile

看護学部看護学科 青木 由美恵 教授(あおき ゆみえ)

看護師として赤十字病院に勤務した後に、イギリスのシェフィールド大学大学院へ留学し老年看護の重要性を学ぶ。その後、横浜市立大学で教壇に立った後に、関東学院大学に着任。「『高齢者=弱者』ではなく、生活者としての高齢者と接することから、彼らへの理解がはじまります」と、語る。

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。