湿度を計るという、その一点における技術について精度を高め、研究・開発を行っています。

私の主な研究分野は、セラミクスの薄膜を成長させ、湿度センサーとして機能させることと、その感湿レスポンスを早めることです。湿度センサーは、江戸時代から毛髪を使用したものがありました。電気式湿度計の時代になると、穴のたくさん空いた表面積の広いセラミクスなどが、感湿体として用いられるようになりました。しかし、この感湿体、穴に入った水がなかなか出てこないため、レスポンスが悪くなっていました。観測間隔が長ければ問題はなくても、電子レンジや美顔器などの電気機器では、秒単位での湿度の観測が必要なため、早いレスポンスを持った感湿センサーが必要とされるようになりました。現在、ナノテクの一部技術を応用し、電子ビーム蒸着法などで薄膜化したセラミクスを用いて、超高速のレスポンスを持つセンサーの開発を進めています。授業では基礎力を持ち、広範囲に対応できる技術者の輩出を目指しています。

Profile

理工学部理工学科電気・電子コース 平松 友康 教授(ひらまつ ともやす)

東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。1984年に関東学院大学に専任講師として着任。以来30年に渡り後進の指導に取り組んできた。感湿センサーの開発や、遺伝的アルゴリズムを用いた各種最適化問題など、最先端の研究開発を学生と共にけん引する。

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。