現場で活躍する人の声を聞き、今後の勉強に役立てます。

2016年7月、通訳者として活躍する内海克康さんを招いて授業を行いました。

英語文化学科に入学したら必ず履修しなければいけない「基礎ゼミナール」。その基礎ゼミナールの中で、内海さんから基本的な英語の勉強方法から通訳になるための勉強方法などを学びました。しかし、学べたのは、語学に関することだけではありませんでした。

「『たいしたことねーな』皆さんならこれをどう訳しますか?」内海さんは問いかけます。公式で重要な会議の場。出席者がふと漏らしてしまった本音。訳さなければ相手は不審がる。そのような状況で、そのまま訳せば場に緊張が走る可能性のある発言にどう対応すべきか、学生たちは考えます。通訳の基本に立ち返り正確に訳すべきだと考える学生、発された言葉とは別の言葉を伝えその場を上手く進めると考える学生などいましたが、内海さんはそのどちらも正しいと言います。内海さん自身は後者を選択したそうですが、前者を選択して「なんでそのまま訳したんだ」と言われたら毅然と「それが私の仕事です」と言うのも通訳としての正しい姿だと学生たちに伝えます。

英語文化学科の西原克政教授は「学科として通訳や翻訳の分野に力を入れていく中で、現場でやっている人の声は重要だと重い、内海先生を招きました。この授業が、学生たちが専門的な英語に目を向けるきっかけとなってほしい。そして、決して楽な道ではありませんが、将来的には、その専門的な英語を活用する道を、一人でも多くの学生に目指してほしいです」と語ります。

現場で活躍する方の声を聞き、英語を勉強するだけでは英語を使った仕事はできないと気づかされる授業が、そこにはあります。

Profile

関東学院大学国際学部英語文化学科  西原 克政教授

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。