廃材を使って、海外に商品提案を行っている学生がいます。

人間共生学部の佐野慶一郎教授のゼミナールでは、環境問題やリサイクルについて研究を行っています。その中で、廃材をリサイクルして、アメリカの企業に商品提案を行っている学生たちがいます。

提案先は「DODOcase」。オバマ大統領が愛用していることで有名になったiPadケースやiPhoneケースなどを中心に作っている、サンフランシスコの会社です。現代の「早くて、簡単、安い」といった流行に逆らい、質の良さやこだわりを優先する「スローリテール」という考え方をコンセプトとしたブランドで、絶滅したドードー鳥をブランド名とロゴに使用し「絶滅から守る」というスローガンを掲げています。

学生たちが考えに考えて提案したのは、廃材を活用したiPadケース。地元の株式会社岡村製作所から事務椅子の表皮布材、河西工業株式会社からサンバイザーの表皮シート材、など様々な企業から廃材を集めました。着物や洋服など家庭にあった不用品も利用し、いくつかの試作品を作り上げました。

また、それだけではリサイクルの輪が広がらないと考え、自宅で廃材を利用してDODOcaseのiPadケースを作成できるキットも考案。これらを持って、実際にサンフランシスコに行き、学生自らがプレゼンテーションを行います。

今回の取組に挑戦した望月優祐さん(人間環境学部3年)は「新しい取組で、新鮮だったため、とにかく没頭して作業に取り組めて楽しかった。将来の道を探すヒントにもなりました」と語り、同じく安井理子さん(人間環境学部3年)は「iPadのケースといえば、店頭には大量生産されたものが並んでいます。今回の取組では、廃材を活用できたことだけではなく、世界に一つしかないものを、キットを使って広げられることを楽しく感じています。佐野ゼミに入って良かったです」、山本峻さん(人間環境学部3年)は「大変なことも多かったですが、使う人の気持ちになって作ってみるのは新鮮で楽しかったです」と、三者三様に喜びを語りました。

様々な研究をグローバルにつなげるゼミの取組が、そこにはあります。

Profile

人間環境学部人間環境デザイン学科3年 望月 優祐(もちづき ゆうすけ)

Profile

人間環境学部人間環境デザイン学科3年 安井 理子(やすい りこ)

Profile

人間環境学部人間環境デザイン学科3年 山本 峻(やまもと しゅん)

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。