校訓「人になれ 奉仕せよ」は、まさに看護学部の精神。知識、技術とともに患者に寄り添う感性を育てます。

看護は実践の科学といわれています。実践なくして看護なし。
理論と実技を並行して学ぶことで、心のこもった看護のあり方を頭と体で理解することができます。看護学部の教員は、新しい学部を学生とともにつくっていくという熱意にあふれたプロ。きめ細かい指導と多彩なカリキュラムで、医療の未来に必要とされる力を身につけていきます。
「車椅子に乗ったときに感じる小さな段差の衝撃や不安感は、たったひと言の声かけでやわらぐことがあります」。看護師としての臨床経験30年を経て、基礎看護学の指導にあたる平田明美准教授は言います。
必要なのは、学生が患者役も体験すること。健康な人が気づかない不快な感覚などを肌で感じることで、心のこもった看護の姿勢が育まれます。学生にはよりわかりやすく、原理原則に忠実な教え方を心がけているそうです。
実習室では、ベッドに横たわった患者役の教員を囲み、学生がバイタルチェックのデモンストレーションを熱心に見学。看護師がいつもさり気なく行っている血圧の測り方も、学生たちには目新しく感じられるようです。
実際、グループに分かれて血圧を測る場面では、あちこちから困惑の声も。担当教員がベッドを回り、丁寧に指導します。時折、笑いもこぼれるほど和やかな雰囲気の中で、演習は続きます。
「今後は、退院後に患者さんが自宅で必要とされる医療をコーディネイトするというタイムリーな支援も、看護師の力として求められます」。医療技術はもちろん、チーム医療に携る人間性や患者へのケアを即時に判断できる能力を備えた看護師として、4年後に巣立ちます。

Profile

看護学部准教授 平田 明美

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。