都市・建築・住まい・環境の創造と再生をテーマに社会のさまざまな課題の解決に取り組みます。

建築や都市を学ぶことは、人々の暮らしそのものを学ぶことや、視野を広げることにつながります。実践的な学びを通して社会で役立つスキルを身につけ、まち・暮らしを支えるさまざまなプロフェッショナルを育成します。
私の研究室では、建築環境と建築設備を専門に学んでいます。建築環境は、周辺の環境に負荷を与えない建物とは何かをテーマとする学問で、建築設備は建物内での生活に不可欠な水、空調、電気などの設備を扱います。
研究室では、実際の建物を使って温度や湿度を測定し、建物にどのような工夫を施せば、消費エネルギーが少なく快適な居住空間を実現できるか、冷暖房設備はどんな使い方をすれば効率がよいのかといったことを研究しています。たとえば、建築の面では、建物に日差しをさえぎる庇を設けます。使い方の面では、夏の日中、閉め切って出かけた部屋は室温が上昇した状態です。帰宅したときにまず窓を開けて暑くなった空気を入れ替えた後、エアコンをつけるといった工夫で、エネルギー消費を抑えることができます。
建築環境学へのアプローチは、身近にある建物と環境を意識し、自分の生活空間の成り立ち方を考察することからスタートします。
建物は、中に入って明るさや暑さ寒さを体感することが大切です。心地よく感じる空間は、外観デザインではわからないからです。さらには、建物の周辺環境やコミュニティまで意識して問題を提起し、解決の方法をさまざまな面から考えることのできる人を育成しています。

Profile

建築・環境学部専任講師 山口 温

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。