憲法を知ることで、権利や自由に気づき個人の自立について、深く考えてほしい。

憲法が専門の原口佳誠専任講師は、関東学院大学に着任する以前、スタンフォード大学でアメリカ憲法を研究。世界的に高名なローレンス・M・フリードマン教授に師事し、社会・歴史・政治などの幅広い視点から法を研究する方法を学びました。
アメリカで憲法を研究した理由の一つは、「合衆国憲法は、古代ギリシャから近代英仏にいたる政治思想を統合した、最初の優れた近代憲法だったからです」。後に、日本国憲法はその一部を発展させ、1946年の制定当時、世界で最も進んだ憲法といわれました。
原口専任講師は語ります。「憲法は、国民ではなく、国家を縛るものであり、最も大切な理念として『個人の尊重』を掲げます。」「福澤諭吉は、一人ひとりの個人が独立してはじめて国が確立する(一身独立して一国独立す)と説きました。大学の使命は、学問を通じて自立した個人を育てること。学生の皆さんには、社会のさまざまな問題で、かけがえのない一人ひとりの権利に目を向けて真剣に考えられる、自立した大人になってほしいですね」。

Profile

法学部法学科 原口 佳誠 専任講師(はらぐち よしあき)

神奈川県出身。早稲田大学法学研究科修了。早稲田大学法学部助手、スタンフォード大学ロースクール客員研究員を経て現職。アメリカの司法制度を専門とし、裁判官選任制の研究を進めている。著書に『スタート憲法』(共著)『人権保障の現在』(共著)『アメリカ法判例百選』(共著)など。

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。