省エネ社会や環境問題に貢献する開発を、トライボロジーの研究から取り組みます。

宮永宜典専任講師の専門は、トライボロジー。耳慣れない用語ですが、2つの物体が滑り合うような運動をしたときに生じる摩擦、摩耗、潤滑などの現象が研究の対象です。
「トライボロジーとは、現象としては私たちの周りにあふれています。氷の上で滑る、靴底がすり減る、ブレーキパッドで車輪を止める、といったことは、すべてトライボロジーです」。
さらに宮永専任講師は、「トライボロジーの範囲は広く、分子の摩擦も地球の地殻が滑って発生する地震も対象になります。その中で私が研究しているのは、生体から宇宙まで、さまざまな装置に使われている回転機械です」と語ります。
宮永専任講師は、前任の大学から引き続き、羽根車を回して血液を送る遠心ポンプの人工心臓や、気体によって1分間に100万回という、超高速で回転する小型ターボ機械の研究開発に取り組んでいます。
この研究の成功は、発電機などさまざまな装置の小型化や省エネ、環境問題を一気に解決する画期的な発明となるでしょう。

Profile

理工学部理工学科 宮永 宜典 専任講師(みやなが のりふみ)

福井県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。母校で助教を務めた後、2014年に関東学院大学に着任。船井研究奨励賞や日本設計工学会奨励賞などを多数受賞。機械の摩擦などに関わるトライポロジーをテーマに研究を進める。

※ 所属、学年などは、全て取材当時のものです。